「ホームページを作らないと」と思いながら、しばらく手つかずのままになっていませんか?
採用は厳しくなる一方だし、銀行からの見え方も気になる。
それでも、「社員インタビューや動画を用意する余裕なんて、今の社内にはない…」。
そんな状況のまま、時間だけが過ぎていく——。
そんなふうに悩んで、制作を先延ばしにしている経営者の方は少なくありません。
「せっかく作るなら、他社に負けない立派なものを」と思うのは当然です。
ですが、制作の現場を見てきた立場から、正直にお伝えしたいことがあります。
「最初は、作り込みすぎない方がうまくいきます」
今回は、あえて「未完成の状態で公開すること」が、結果として良いWebサイトに育つ理由をお話しします。
完璧を目指すほど、「機会損失」は大きくなる
一番のリスクは、こだわりすぎるあまり「いつまで経っても公開できない」ことです。
原稿作成に数ヶ月、社内確認に数ヶ月、写真撮影の日程調整に…とやっているうちに、気づけば半年〜1年が経過してしまうケースは、実は珍しくありません。
厳しい言い方になってしまいますが、その1年間、検索エンジン上にはあなたの会社は存在しません。
本来なら出会えていたはずの「新しいお客様」や「求職者」が、比較検討の土俵にすら上がれずに他社へ流れてしまっている可能性があります。
これは非常にもったいないことです。
まずは「信頼を得るための5ページ」があればいい
Relayoが推奨しているのは、まずは以下の「必須5ページ」だけで公開を目指すことです。
- トップページ: 「何の会社か」「誰の役に立つか」を3秒で伝える顔
- サービス紹介: 具体的に「何をしてくれるのか」と「料金の目安」
- 会社概要: 「実在する信頼できる会社か」を示す基本情報
- お問い合わせ: 電話やフォームなど、スムーズな連絡手段
- よくある質問(FAQ): お客様が抱く「小さな不安」を先回りして解消
極端な話、この5つの要素さえ揃っていれば、初めて御社を知ったお客様の
「この会社、怪しくないかな?」
「自分の要望に応えてくれそうかな?」
という初期の不安はほぼ解消できます。
凝った演出や膨大なブログ記事は、信頼の土台ができてから、少しずつ積み上げていけば良いのです。
Webサイトは「増築できる家」です
「でも、あとからページを増やすと、結局作り直しでお金がかかるんでしょ?」
そう心配される方も多いですが、今のWeb制作技術は進化しています。
Relayoでは、将来的なページの追加や機能拡張を見越して、あらかじめ「あとから部屋を増やしやすい設計」でサイトを構築します。
- 「半年後に、採用サイトを別ページで作りたい」
- 「事例が増えてきたから、検索機能を追加したい」
こうした要望が出たときも、サイト全体を壊すことなく、必要な部屋を増築するようにスムーズに機能を追加できます。
最初から豪邸を建てる必要はありません。まずは住みやすい平屋から始めて、事業の成長に合わせて家を大きくしていくイメージです。
まずは「手持ちの資料」だけで十分です
では、具体的に何から始めればいいのでしょうか。
新しい原稿を一から書こうとすると大変ですが、社内にはすでに「使える素材」がたくさんあるはずです。
- 営業で使っている会社案内パンフレット
- お客様に渡している提案資料
- 求人媒体に載せた時のアピール文
まずはこれらを私たちに見せていただくだけでも、十分なスタートが切れます。
「これを使って、とりあえず5ページ作りたい」と投げていただければ、そこから私たちが構成を考え、形にしていきます。
おわりに
1年かけて“完璧そうに見えるサイト”を出すよりも、「今できるベスト」を来月公開して、実際の反応を見ながら育てていく。
変化の速い今のビジネスには、このスピード感が合っています。
「まだ何も決まっていないけど、とりあえず相談していい?」
もちろんです。現状の課題や資料を整理するところから、一緒に始めましょう。